この構築を使用してユキハさんがs29で最終42位を獲得してくれました。
構築経緯
長いGルールを通して、単純な伝説の相性だけなら黒馬バドレックスが最も有利であるという考えが自分の中であった。その理由として、環境最速+全抜き性能の高さからS操作もしくは耐久に寄せることが構築段階で要求されるため、特に白馬バドレックスに関しては初手で対面した場合ほぼ確実にテラス権を消費するためゲームプランの立て方が比較的容易であると考えていたためである。
色々な黒馬の構築を触っていく中でLouisVGCの構築に強さを感じた。
特に先発
後発
によるゲームプランが環境に刺さっていると感じた。

の強さ
アストラルビットが通らないノーマル悪に対してインファイトが通るというのが基本的な設計。黒馬+格闘という強力な並びの多くは連撃ウーラオスと組まれているが、これは本来役割対処であるガオガエンに猫騙し+威嚇により強い動きが実現できず消極的な動き出しとなってしまうという問題を抱えており、コジョンドはこの問題を解決していることから黒馬と並べる駒としては連撃ウーラオスより強力な格闘枠であると判断した。
の強さ
今の環境の中心は神秘の雫持ちの連撃ウーラオスであると考えている。去年の世界大会では多くが気合の襷を持っていたが環境の変遷として
- 世界大会の影響でガオガエンのゴツゴツメットの所持率が上昇したこと
- 白馬バドレックスに対して撃ち合う駒として運用する構築が増えたこと
が大きな要因であると考えている。
そのためハバタクカミでウーラオスを処理しやすく、さらに水流連打を等倍以上で受ける想定がされているポケモンの多くが防御方面に努力値を割いていることから環境全体にハバタクカミの通りが良いと感じた。
以上の理由から軸を

の3体として考察を始めた。原案の3体を不採用とした理由は次の通りである。

1番最初に候補から外した。単純に
→
のゲームプランをする上でピッピが盤面干渉を行えないと感じたため。

前提として自分がこのルールのゴリラを評価していない。相手の水テラスに対して強い場面はあるがそれはOTSの話で、CTSでは消極的な猫蜻蛉を押して隣を通すといった実質的な1対2となることが多い。唯一強いと感じるフィールドの干渉についてはミライドン軸(特にアルベガミライドン)の開拓が進んでおり、有利な要素にならないと判断した。

上2匹に比べるとそこまで弱くはないが、やはり環境の中心である連撃ウーラオスに攻守共に弱い点や命中不安を踏まえて解雇した。また氷半減は強いものの耐久面で対白馬に不安が残った。sカミの火力が上がる点は評価した。
以下、3体の採用順と理由。

軸の3体では白馬、パオに有利な要素が少ないため採用。また、相手のポケモンをアクアジェットorアストラルビット圏内に入れるといった勝利条件が明確になる点も高く評価した。

黒馬の引き先と軸の3体だとカミが重いことを考えて採用。プレイ次第で幅広く対応できる点が良い。壁系の構築やチョッキ持ちの処理が大変なので胞子などで足を止めて戦う想定。

後発
+
or
の場合、相手のゴリラ処理が厳しいと感じたため採用。また、対ミライドンへの優秀な耐性と指による詰めなどバレル同様プレイ次第で最大値が出せる点を評価した。






仮組みした6体を使っていくうちに大きく2つ問題点が挙がった。
- イーユイと対面した際に取れる選択肢が少ない点
- 対白馬(特に草テラス)に不安定さがあった点
- 上記2点で
が有効に働かず、全体を通して選出率が低かった点
この問題をある程度解決できる駒として
を採用。これによりゴーストの一貫を切りつつ、黒馬の引き先として役割が持てる点を評価した。
完成 






個体詳細
個体紹介
テラスタイプ: ゴースト
特性: せいしんりょく
性格: ようき
140-177(252)-80-*-81(4)-172(252)
インファイト / フェイント / ファストガード / ワイドガード
原案と異なる点は猫騙しがファストガードになっている点。OTSでは猫+積み→フェイント+アスビの動きが強力であると感じたが、CTSにおいては1ターン目からフェイントを押すことで相手の猫をケアした行動にリスクをつけることができると考えたため猫騙しを採用する必要がないと判断した。
初期段階では挑発を採用してトリルをより厚く見ようと考えていたが、1ターン目から挑発を押す行動が強くない点やガエンラオスで対面する方針に変更したため不採用となり、代わりに不利と感じていたパオジアン(特にパオカイ)を意識したファストガードを採用した。
霊テラスはテラクラスターしか打点がないテラパゴスに対してワイドガードで完封した経験があったので採用。神速を透かす目的で切ることが多かった印象。
バドレックス(こくばじょう) @ こだわりメガネ
テラスタイプ: くさ
特性: じんばいったい
性格: ひかえめ
187(92)-*-107(52)-231(196)-121(4)-191(164)
アストラルビット / ワイドフォース / かふんだんご / トリック
・S : 187抜きを意識した191
・HD : 臆病ミライ手助けテラスシャイン耐え
・C : HCミライを手助けアスビで62.5%、11n
・HB : あまり
1ターン目でフェイントアスビを押すシーンが多いと感じたため原案の積みベースの型よりも火力アップアイテムを持たせた方がよいと判断した。その際、コジョンドと組まれている多くの黒馬が積みながらフェアリードレキを軸とする型であるという認識が一般的であると感じたため、相手の想定を最も崩しやすい眼鏡型がよいと考えた。
配分についてはかなりミライドンを意識しており、最も処理が難しいミライキリンに対して基本的に手助けアスビから入ることで有利な乱数でミライドンをワンパンして試合を作ることを想定した。エルフーンを絡めた展開には眼鏡の火力を押し付けることでダメージレースを有利に進められる経験があったので問題ないと判断した。
そのためテラスタイプは電気半減が要求され、また雨乞いスカーフ霊連撃ラオスまで考えると草テラスが最適であると考えた。
眼鏡を持たせた都合上、基本的にアスビを押すことから他の技はなんでもよかったため、イエッサン系の処理が楽になることからワイドフォースを採用し、リキキリンへの打点などを考えて花粉団子、絡めて系を想定してトリックを採用した。(トリックはほとんど打たなかったので別の技の方がよい)
一般的に黒馬はテラスタイプでミラーを有利に進める傾向があり、皮肉なことにその影響で黒馬の本来のパワーを落としてしまうといった宿命を抱えている。しかし、この構築ではミラーをある程度切る代わりに他のアーキに幅広く強く出れるようにした。
ハバタクカミ @ ブーストエナジー
テラスタイプ: フェアリー
特性: こだいかっせい
性格: おくびょう
142(92)-54-101(204)-165(76)-156(4)-189(132)
ムーンフォース / シャドーボール / こごえるかぜ / まもる
・S : 準速135族抜き抜き
・HB : 意地パオの氷柱乱数1切り
構築全体としてハバタクカミが重いためミラーを意識してSを上げており、実際ほとんどのSカミの上をとっていた。ここまでSを振ると引く選択肢が取りやすくなる。
ここまでCを上げることでガエンやキリン、イエッサンなどに十分なダメージを出すことができた。
パオジアンに取り巻きが弱いため、上から動けたとしても先制技を要求することに価値があると考えたためHBをこのラインに設定した。
基本的に後発からムーンフォースで相手を倒すことを目的としていたのでフェアリーテラスで採用。
ウーラオス(れんげき) @ しんぴのしずく
テラスタイプ: みず
特性: ふかしのこぶし
性格: いじっぱり
199(188)-192(196)-121(4)-74-85(36)-128(84)
すいりゅうれんだ / アクアジェット / ちょうはつ / まもる
A : 水流連打でパオがほぼ落ちる(98.02%)
HB : パオザマ、白馬を意識して厚め
S : 凍風で意地パオが抜ける
白馬、パオに役割を持たせたかったので神秘の雫を持たせ、そこに合わせた配分を設定した。
挑発を採用することで、対白馬において試合中盤以降のトリックルームを止めて黒馬で回収するというゲームプランを目指しやすくした。
言わずもがなテラスタイプは水。
オーガポン(かまど) @ かまどのめん
テラスタイプ: ほのお
特性: かたやぶり
性格: いじっぱり
172(132)-165(76)-112(60)-72-127(84)-150(156)
ツタこんぼう / ニードルガード / このゆびとまれ / てだすけ
S : 凍風で最速黒馬抜き
@1の技として手助けを採用することで黒馬の高火力を押し付けられる、特に前述した対ミライドンへの対処法として有効であると考えた。
配分については当時のメモが残っていなかったので詳細は分からないが、晴れや雨など多くのアーキに選出することを想定していたため物理特殊両方に厚くしたと記憶している。
攻めとサポートを両立できるため選出枠を圧縮でき、このポケモンは個人的に最強の補完枠であると考えている。
テラスタイプ: むし
特性: いかく
性格: しんちょう
202(252)-136(4)-134(188)-90-140(140)-81(4)
はたきおとす / フレアドライブ / ねこだまし / すてゼリフ
HB : 馬力+ランス×2 を耐える
HD : あまり
白馬に対して最低限戦える配分を防御に回し、特殊方面を厚くすることで捨て台詞などで盤面を作れるようにした。
採用した当初はフレアドライブの枠が鬼火だったが白馬に対してそこまでする必要がないと判断し、最終盤面に残りやすいと感じていたためフレアドライブで詰められるようにした。
テラスタイプはランド、グラなどの地面技やパオザマに対する受けテラスとして虫を選択した。